「第14次五カ年計画」知的財産権の成果が発表、中国の複数の指標が世界トップクラスに
第15回中国知的財産権年次大会が9月8日から9月9日まで北京で開催され、テーマは「『第15次五カ年計画』における知的財産権事業の質の高い発展を力強く推進する」でした。
中国国家知識産権局は、「第14次五カ年計画」期間中、中国の知的財産権業務は数量の追求から品質の向上へと転換し、知的財産権事業は新たな発展、新たな飛躍、新たな向上を実現したと紹介しました。
法律制度の面では、中国は特許法およびその実施細則の新たな全面改正を完了し、国際的に最高水準の権利侵害に対する懲罰的損害賠償制度を構築しました。
創造の面では、中国国内の有効な発明特許保有件数は539.4万件に達し、国内の有効な商標登録件数は5,081.6万件に達しました。PCT国際特許出願件数は7年連続で世界第1位となり、ハーグ制度による意匠出願件数およびマドリッド国際商標出願件数はいずれも世界上位に位置しています。
審査の面では、国際的に先進的な特許インテリジェント審査システムおよび次世代商標審査システムを構築し、マルチモーダル大規模モデルを審査業務に活用しました。特許および商標の審査期間はいずれも、同一の審査制度の下では国際的に最も速い水準に達しています。
活用の面では、特許集約型産業の付加価値額が18兆元を突破し、中国の国内総生産(GDP)に占める割合は13.38%まで上昇しました。知的財産権使用料の年間輸出入総額は4,000億元を超えました。
保護の面では、129カ所の国家級知的財産権保護センターおよび迅速権利保護センター、116カ所の海外知的財産権紛争対応指導業務プラットフォームを構築し、知的財産権保護に対する社会的満足度は82.81点まで向上しました。
サービスの面では、知的財産権の基礎データについて、公開可能なものは可能な限り公開し、各種公共サービスについて「一つの窓口ですべての手続を行える」「一つのウェブサイトですべての手続を行える」体制を実現しました。また、各種サービス機関のカバー範囲をさらに拡大し、サービスの質を向上させました。
国際協力の面では、中国は新たに「工業意匠の国際登録に関するハーグ協定」および「マラケシュ条約」に加盟し、「WIPO知的財産、遺伝資源及び関連する伝統的知識に関する条約」および「リヤド意匠法条約」の締結を成功裏に推進しました。
世界知的所有権機関(WIPO)が発表した「2025年グローバル・イノベーション・インデックス報告書」によると、中国の順位は第10位まで上昇し、初めて世界トップ10入りを果たしました。また、中国が有する世界トップ100のイノベーションクラスターの数は、3年連続で各国中最多となりました。
弊所代理人コメント
「第14次五カ年計画」期間中、中国では知的財産権の「量から質へ」の転換が明確に進展したと評価できます。特に、発明特許の保有件数、審査の迅速化、権利保護体制の強化に加え、AIを活用した審査システムの導入も注目されます。今後は、出願件数の拡大だけでなく、特許の質・活用・権利行使の実効性がより重視されると考えられます。
出典:中国国家知的財産権局 日付:2026年9月8日

