コラム

【中国】2025年大阪万博中国館で人工知能(AI)駆動の3D「孫悟空」を展示

 中国貿易促進会は最近、2025年大阪万博の中国館展覧プロジェクトの動画を発表した。それによって、人工知能(AI)駆動の3D「孫悟空」が大阪万博に登場することが明らかになった。

 孫悟空(そんごくう)とは、古代中国の小説『西遊記』に登場する主要なキャラクターである。

 この展覧プロジェクトは、iFlytek(科大訊飛)の大規模言語モデル「SparkDesk」の技術に基づいているようである。

 2025年4月7日、iFlytekによると、大阪万博に出展されるものは、iFlytekのAI技術に基づいて作られており、伝統的なアニメのイメージと現代の科学技術の属性を組み合わせた「デジタル孫悟空」であるという。

 このプロジェクトは、ノイズ耐性の高い音声認識、感情を表現できる音声合成、マルチモーダルなインタラクションなどの最先端技術を融合しており、中・日・英の3つの言語で「孫悟空」との自由な交流をサポートし、世界の観客に中国文化とAI技術が深く融合した魅力をより直感的に感じさせ、理解させることができるようになっている。

弊所代理人コメント

 雑音環境下での音声認識手法、感情表現を伴う音声合成及びAIによる対話制御に関する技術要素、ならびに実現された製品は中国でも新規性・進歩性を認められる可能性が高く、創出者にとって特許戦略が必要になるケースも考えられる。
 
出典:大皖新闻  日付:2025年4月7日
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1828711454429273975
 

編集・翻訳者情報
担当:IPF中国専利代理事務所
 
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