コラム

HUAWEI コーヒーの商標を出願


 ファーウェイ(HUAWEI)は、企業スローガンとも推察されるような「一杯咖啡吸收宇宙能量」(和訳:1杯のコーヒーが宇宙のエネルギーを吸収する)の商標を出願した。このニュースを受けて、ファーウェイがコーヒー事業に進出するのではないか、との噂が流れている。


 これまでも様々な大手企業が業界の枠を越えて、新たな市場に進出している。なお、長い間、海外ブランドが主導してきた中国のコーヒー市場も、インターネットの急速な発展に伴い、急成長している。


 しかしながら、特に中小企業の皆さんに関しては、知的財産保護意識が薄いことも多く、新製品を開発する時に、海外における商標出願及びブランド保護問題を考慮しないことが散見される。そのため、海外における商標の冒認登録被害や模倣品被害に遭遇しやすい。こうした被害を防ぐには、とにかく早いタイミングで商標を出願することが重要であるほか、商標出願する際には、「単一商標⇒多商標戦略⇒防衛商標」のように、商標戦略もよく検討する必要がある。


単一商標

 単一商標とは、企業がすべての製品を1つの商標で生産・販売することである。 その利点は、創業初期に企業がいち早く市場への認知度・競争力を高められることである。


多商標戦略

 多商標戦略とは、企業が市場と消費者グループの違いに応じて、それぞれ異なる製品を開発、また異なる商標を使用し、共同競争で同時に異なる市場を占領することである。


防衛商標

 防衛商標とは、商標権利者が、他者の商標使用を防止するために、異なる種類の商品に同一商標を出願することである。その目的は、当該商標を当該区分で実際に使用するためではなく、他人が当該商標を使用して企業に悪影響を与えることを防ぐためである。


 なお、創業初期の企業が商標出願する際、自社のブランドを十分に保護するためには、商品・役務を明確にし、できるだけ1つの商標で主力商品をカバーすることが重要となる。そして、発展のニーズに応じ、より多くの商標を、多商標戦略として出願し、ビジネスを拡大していく必要がある。

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