コラム

「原神」フィギュアの偽物違法金額が1億元超え

 2023年7月31日、中国上海市公安局は、あるゲームフィギュアの偽物・海賊版を製作、保管、販売していたグループを摘発し、合計5人の容疑者を逮捕した。現在、容疑者には刑事措置が取られている。


 本件は、今年5月、上海市公安局は株式会社miHoYoの通報を受けた後、専門チームを設置して捜査を行っていた。警察はネット販売ルートを通じて、広東省の朱氏兄弟と、彼らの納品を提供していた胡氏兄弟を連絡を取り、さらに彼らの組織構造や犯行手段と生産、保管、販売場所を特定した。6月末、上海市公安局は広東省の地元警察の協力で本件を摘発し、容疑者5人を逮捕し、現場で各種類の侵害フィギュア海賊版製品や部品など3万点余りを押収した。


 審査の結果、胡氏兄弟は2022年から偽物・海賊版製品の仲介者として、売り手と買い手に接触し、他の同業者に出荷する役割を担っていることがわかった。彼らはある玩具製造工場から海賊版アニメのフィギュアをカスタマイズして、自分の倉庫に保管し、それを自分と朱氏兄弟のそれぞれの販売拠点に出荷していた。店頭で梱包された後、オンラインとオフラインで同時に一般消費者に販売される。


 上記偽物フィギュアは、いずれも再生プラスチックを直接使用して加工されたため、フィギュアの細工が粗く、人物の顔や髪型などの細部の特徴が損なわれている。


 よって、コンテンツ企業は、商標、著作権などの権利を取得後、日常的にネットで偽物対策を監視する必要がある。
 
 
出典:知産宝(https://mp.weixin.qq.com/s/gyMDjuaZ4yR-T4dVwcBDPg

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