商標権侵害品刑事摘発事例

商標権侵害品刑事摘発事例

時期:2024年6月
場所:上海市
案件種類:刑事摘発
対象製品:ゲームカードリッチ用ケース
案件の背景 弊社が中国ECサイトの調査を行い、本件権利者の権利侵害品を販売している模倣品販売業者を発見した。権利者に情報提供の上、下流業者及び上流業者に対し刑事摘発を行った。
摘発の決め手 権利者の登録する商標を付した製品を無許諾で製造販売し、かつ一定の販売数が認められたためである。
摘発後の効果 上流・下流合わせて悪質な模倣業者を一掃でき、他の模倣業者に対しても牽制する効果を与えられた。

事前のインターネット調査

本件は、中国ECサイトにおいて模倣品販売状況の調査をした結果、権利者の製品であるゲーム用コントローラーの模倣品販売業者を発見したことに起因する。ECサイト上の販売記録が大規模であり、被害額も相当であったため、刑事摘発を行った。

刑事摘発

最初に下流の販売業者を刑事摘発した際、すでにゲーム用コントローラーは販売しておらず、代わりに権利者の商標を付したゲームカードリッチ用ケースが発見されたため、これを押収した。その際に公安捜査によって上流業者も判明した。

その一方で、ゲーム用コントローラーは権利者が半年前に他の下流業者を摘発したため、上流業者に情報が行きわたり、すでに生産停止となっていた。

摘発結果

■ 押収品数量
ゲームカードケース:129個
■ 身柄拘束人数
1名

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