不正競争行政摘発事例

不正競争行政摘発事例

時期:2024年8月
場所:上海市
案件種類:刑事摘発
対象製品:生チョコレート
案件の背景 インターネット上で複数の模倣業者が見つかり、模倣品が同じ拠点から発送されていることが判明した。当該模倣業者が大規模である可能性が高いため、公安の捜査力を借り、販売業者から各上流工場までの一斉摘発を提案した。
摘発の決め手 中国公安当局のリソースをうまく活用し、模倣業者ネットワーク全体に関する情報収集に成功したことが、その後の一斉摘発の成功に繋がった。
摘発後の効果 摘発を通じて、多数の模倣業者に対して重い刑事処罰を課すことができた。それだけではなく、この摘発成功事例は当該業界内でよい宣伝となった。

事前のインターネット調査

本件は権利者からの依頼により、中国ECサイトで全面的な模倣品調査を行った。権利者の製品は中国でも有名であり、複数の業者が模倣品を販売していた。その中で、比較的規模が大きく、悪質性も高い販売業者をピックアップし、実態調査の実施を提案した。

悪質業者の実態調査

模倣品の大規模販売業者への実態調査を実施した結果、生産拠点の情報を入手することができた。また、本件は被害額も相当なものであると推測されたため、公安当局に依頼し、模倣業者ネットワークの調査も行った。

刑事摘発

上記調査の効果も相まって、販売業者及び生産業者合計7拠点に対し、刑事摘発を行うことができた。

摘発結果

■ 押収品数量
デッドコピー品パッケージ用の金型:1点
デッドコピー品の蓋:約4,000点
デッドコピー品のパッケージ:約22,000点
デッドコピー品のチョコレート:約590点

■ 身柄拘束人数
14名

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