この度、IP FORWARDは、農林水産省から「令和5年度輸出環境整備緊急対策委託事業(海外模倣品対策のうちコンサルティング)」の委託を受け、事業を開始しましたことをお知らせします。

日本の農林水産物及び食品は、海外において高く評価されているが故に、模倣品の流通や、第三者による冒認出願（ブランド名等が無関係の第三者によって先に出願、登録されること）など、知的財産権の侵害問題が顕在化しつつあります。
これら知的財産権の侵害は、農林水産物及び食品のブランド価値を毀損するのみにとどまらず、今後、輸出自体を困難にしたり、悪意ある第三者から権利主張をされたりする恐れもあります。

そこで、農林水産省では、日本の農林水産物及び食品に関して、海外における冒認商標出願対策、模倣品など知的財産権侵害対策、さらには、侵害予防策、知的財産権の活用策などについて、弁護士等の専門家の伴走支援による個別相談事業を実施します。
この事業に伴い、今回セミナーでは、近年の諸外国における日本農林水産物・食品に関する知的財産権被害状況、被害が生じた際の基本的な対策方策や最新事例などについて解説するほか、本コンサルティング事業（無料）の内容、申請方法等についても説明しますので、ぜひご参加ください。