並行輸入品行政摘発成功例

並行輸入品行政摘発成功例

時期:2020年1月
場所:江蘇省蘇州市
案件種類:調査、行政摘発
対象製品:ヘアカラー、ワックス、ヘアオイル等
案件の背景

インターネット上で日本から中国への並行輸入品が多数流通しており、正規の中国現地ビジネスに影響を与えているため、法的措置を通じて、並行輸入品の流通に抑止力を与えてたい。

対策の決め手 インターネット上で規模の大きい並行輸入品取扱業者をリストアップして、同業者への実地調査を通じて、実際の製品保管・発送拠点を見つけ出して、そこに対して行政摘発を行うことができた。
法的措置の根拠 「化粧品衛生監督条例」、「化粧品標識管理規定」等

インターネット調査

案件の発端は、インターネット上で並行輸入品を販売しているネット販売店への調査であり、化粧品を販売する際に「化粧品衛生監督条例」や「化粧品標識管理規定」等に違法している可能性が高いと判明して、行政摘発を行うことを検討し始めた。

実地調査

ネット販売店に対するヒヤリング調査およびサンプル購入を行い、並行輸入品の大体の発送拠点住所を把握するができたため、その住所に調査員を派遣して実際に訪れ、具体的な住所、現地写真、責任者、在庫数量、商品発送タイミングなどの必要な情報を、現地での調査を通じて収集した。

行政摘発実施

2019年12月、拠点を管轄する当局に対して行政摘発の申立を行い、その後、2020年1月、摘発担当官4人および弊方調査員が現地に訪れて行政摘発を行った。

摘発結果

■ 押収品数量
・ヘアカラー    6,893点
・ワックス     1,013点
・ヘアオイル    2,049点
・シャープ     79点
・ジェミールフラン 1,011点
・ヘアスタイリング 908点
合計:11,946点

中国、東南アジアにおける法律、ビジネスでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

お電話でのお問い合わせはこちら
ご不明な点はお気軽にお問合せください。