刑事摘発成功事例

大型模倣業者ネットワークに関する刑事摘発

時期:2020年5日
場所:広東省、福建省、浙江省、上海市
案件種類:調査、刑事摘発
対象製品:食品
案件の背景

インターネット上での模倣対策を長期にわたって実施し、再犯を繰り返す悪質業者が多数存在するため、より強い抑止力を与えていくため、刑事摘発を企画して実施を行った。

摘発の決め手 中国公安当局のリソースをうまく活用して、模倣業者ネットワーク全体に関する情報収集に成功して、その後の一斉摘発の成功に繋がった。
摘発後の効果 摘発を通じて、多数の模倣業者に対して重い刑事処罰を課すことが出来たほか、この摘発成功例が当該業界で良い宣伝となった。

事前のインターネット調査

案件の発端は、インターネット上での模倣対策であり、本件権利者企業(食品メーカー)は定期的に中国主要なECサイト等で調査や削除を行っており、模倣品販売店舗をモニタリングしていた。

その過程において、特に悪質な模倣業者をリストアップして、刑事摘発を行うことを検討し始めた。

悪質業者の実態調査

インターネット調査を通じて把握した、特徴の似ている5つの悪質な模倣業者について、摘発を行うことを目的に、実際の経営拠点、経営実態について調査した。

そのうち、3つの模倣業者の実態が明らかになり、経営状況や一定程度の模倣品在庫も調査を通じて確認できた。また、これら模倣業者は関連性を持つことをも把握した。

公安当局やECプラットフォームとの協議

調査で発見された模倣品の在庫数量、及び、ECサイト上における過去販売実績記録を踏まえ、刑事立件に必要とされる最低限の不法経営金額(10万元弱)で、管轄公安に対して非公式に刑事摘発の可能性について打診したところ、公安からは摘発に前向きの意向が得た。

その後、公安の調整により、公安、模倣業者が模倣品を出品していたECプラットフォーム、権利者、弊方の4社間協議を行い、本件の具体的な進め方について合意した。

刑事摘発実施

摘発前段階において、公安の追加捜査、ECプラットフォームからの情報提供により、普段の調査では得られない情報(例えば、主犯者の住所、関連するその他の模倣業者、各模倣業者間の金銭やり取り記録、物流情報など)について詳しく把握することが出来た。

これの情報に基づき、弊社はこれらの模倣業者に対して、摘発直前の追加調査を行い、現地最新状況や責任者らの行動のパタンなどを把握した。

模倣業者ネットワークの全体像を完全に把握したところで、公安は、二日間にわたり、全国の11箇所の模倣業者の拠点について、一斉刑事摘発を実施した。

摘発結果

■ 摘発実施拠点
製造拠点:2箇所、保管拠点:5箇所、販売拠点:4箇所
■ 押収品数量
完成品:4,753点、半製品:2,011点、パッケージ・包装箱:30,000点程度、模倣品製造設備:8点
■ 身柄拘束人数
41名(うち刑事起訴11名)

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